はもりっくす(@HAMORIx64)です。
この記事では
神秘のベールに包まれた?
「西式甲田療法」の食事について
書いてみたいと思います。
食事で人生を1UPしたい人も
ただの怖いものみたさの人も
ウェルカムですので
興味のある人は読んでみてください。
新しい扉が、開いちゃうかも?
ざっくり、「西式甲田療法」を始めた理由。
過去の記事にも書いていますが、
体調が絶不調だったからです。
元気なのは食欲だけで、
起きれない・眠れないで生活リズムは
鬼のように狂うわ、
目がツラくてPCやスマホなんて
みるのもイヤだし、
暑いと冷房がツライし
寒いと冷えがツライ、
仕事すれば首・肩コリ腰痛が容赦なし。
マッサージ受けてもすぐにガッチガチ。
そして春には
花粉症が毎年悪化してきていました。
病名がつくほどの病気ではない
ことはわかるんですが
さりとて何が問題なのか
病院に行っても、治療院に行っても
わからない。
ただ単に、日常生活が
フツーに送れない!という半病人。
そんな中、どうにかしたいと思って
いろんな本を読んだり、
あちこちから情報を取り入れて
最終的にたどり着いたのが
この「西式甲田療法」でした。
「西式甲田療法」が考える食事とは?
- ほかとはまったく異なる、マイナスの栄養学。
- 食事の質を究極に高めた、シンプルな食事。
- 大自然の恵み、ほぼそのままが最高の食事ですが、何か?
現代の百花繚乱の食文化を
ほぼ全否定する生菜食。
まるで、修行です。
しかしそれによって
難病を克服したり、
改善できた人は多い!
例えば、
『マンガでわかる「西式甲田療法」』(甲田光雄・赤池キョウコ著/マキノ出版/2008)
では、著者である赤池さんの体験として
潰瘍性大腸炎という難病指定の
病気を克服。
特定疾患医療受給者証を返還した、
という実体験が書かれています。
ブログをざっくり検索してみても
西式甲田療法の実践者が
自身の難病を完治されたり、
改善されているという報告が
他と比べても断然多いのです。
本来の人の体に合った食事をすることが
薬よりも何よりも
治療になるんですね(´▽`)
そもそも、症状を消したり
一時的に見えなくする薬はあっても
病気を根治する薬は存在しません。
だれもがひく風邪でさえ
特効薬はありません。
では、そのクスリにも勝る
「西式甲田療法」の食事とは
どんなものなのか。
これが「西式甲田療法」の食事メニューです。
基本の食事はキワメてシンプル。
同じ甲田医師の本でも
書かれた時期によって内容が
微妙に異なりますが
だいたいこんな感じです。
- 朝ご飯 → ヌキ
- 昼ご飯 → 生野菜汁(泥)250g~、玄米ご飯、豆腐200g、絹こしゴマ10g、昆布粉少々、自然塩5g
- 夜ご飯 → 生野菜汁(泥)250g~、玄米ご飯、豆腐200g、絹こしゴマ10g、昆布粉少々、自然塩5g
うわぁ…ドン引きですね~。
お寺の精進料理のほうが、
まだしも、って感じです。
午前中は基本食べない。
東洋医学では、
午前中は尿や便や老廃物を出す
排泄(はいせつ)の時間と
されています。
なので固形物は取らず
柿の葉茶やお水を1日かけて
1ℓ~2ℓほど飲みます。
わたしも「西式甲田療法」を
はじめて以来、基本は
朝食ヌキですが
そのぶん水やお茶を摂るので
空腹はさほど気になりません。
そして食事内容は
生野菜、米(玄米)、豆(豆腐)、昆布、塩
つまり緑黄色野菜・茶色い炭水化物
・タンパク質・ミネラルの摂取
が、基本なんですね。
じつはこう見えて栄養バランス完璧。
「西式甲田療法」は少食健康法とも
よばれていますが
少ないのはカロリーの方で
量はけっこうボリュームあります。
少なくて物足りないことは
あまりありません。
そしてベジタブルファースト。
生野菜は、食後だと消化できずに
もたれてしまいます。
まさに『チャイナ・スタディー 葬られた「第二のマクガバン報告」(合本版)』(T・コリン・キャンベル他著/グスコー出版/2016)
や
『世界一シンプルで科学的に証明された究極の食事』(津川友介/東洋経済/2018)
で実証されている、
プラントベースのホールフード
(植物ベースの未精製食品)の食事です。
これが、本当の質の高い食事なんですね。
本当に質の高い食事とは?
- 高級なお肉や手間ひまかかったフルコース料理を食べること ≠ 質の高い食事
ではありません。
手間暇かかった料理は、
舌触りや食べやすさ・味を重視したもの。
そのため皮をむいたり、熱を加えたり
水に浸されたりすることによって
本来の栄養素の大部分が失われます。
『その調理、9割の栄養捨ててます!』(東京慈恵医科大学附属病院栄養部著/世界文化社/2017)
動物性タンパク質も基本はヌキ。
お魚を食べる場合は
マグロやさばの切り身より
小型のジャコ・イワシ・アジなどの
頭からシッポまで丸ごと食べられる
ホールフード(一物全体)で。
ガンなどの病状が重い人ほど
生食を多くし玄米も生食。
病状が軽い人は、玄米も炊いたものや
お粥・野菜の煮物や少量の魚もOKです。
調味料は、
天然塩・醤油・味噌・みりんなど
自然のものを勧めています。
不自然なものは、摂取しない。
加工されたものは摂取しない。
食べ物をシンプルにすればするほど
体が持っている本来の機能が
よみがえってきます。
これが、イキモノとしての人間や
体に合った
本当にやさしい食事なんですね。
実践すると、それが実感できます。
そのことを知ってから
「食の選択」が
食事の上で一番大切なことだと
気がつきました。
あなたが食べているモノは
大自然の恵みですか?
それともお手軽な工業製品ですか?