はもりっくす(@HAMORIx64)です。
ここまで「西式甲田療法」を知って
かなりドン引きした人も
多いのではないでしょうか?
「西式甲田療法」は本気の人向け
ですので、イージーな体質改善を
望む人にはあまりおススメしません。
ですが、
かといってガッチガチにやらなくても
ゆるっとでもそれなりに続ければ
ちゃんと結果がコミットするのが
「西式甲田療法」のいいところです。
今回は、
「西式甲田療法」にはまだ
チャレンジする気にはなれないけど、
でも食生活は見直してみたい
と考えている人へ
「食の選択」が必要な理由
についてまとめてみました。
ご参考になれば幸いです。
- 「食の選択」が必要な理由とは?
- 同じ茶碗1杯でも、差は明確にある。
- 本当は食べられる栄養価の高い部分まで捨ててませんか?
- 時間を節約する代わりに、失っているモノ。
- 食べれば食べるほど、発揮できなくなるカラダの本来の機能。
「食の選択」が必要な理由とは?
現代の食生活は、品物や種類も豊富で
一見豊かに見えますが
栄養の面ではムダが多いことを
ご存知ですか?
食べているつもりでじつは栄養失調
という人も、現代では意外に
存在しています。
同じ茶碗1杯でも、差は明確にある。
たとえば、毎日食べている白米。
同じお茶碗1杯で考えても
玄米ならたくさんのミネラルやビタミン
その他の栄養素がとることができます。
さらに完全食ともいわれる発芽玄米なら
栄養も吸収力もさらにアップ!
しかし、白米の場合
同じ栄養をとるためには追加の食べ物が
必要となり、そのぶん食事量が増えると
胃腸の消化の負担も増えてしまいます。
また、GI値が高く血糖値を急激に上げ
さらに脂肪にもなりやすいという
欲しくないオマケもついてきます。
グリセミック・インデックス(Glycemic Index):炭水化物50グラムを摂取した際の血糖値上昇の度合いを、ブドウ糖(グルコース)を100とした場合の相対値で表したもの。(白米84に対して発芽玄米51)
下記の大塚製薬のサイトが
わかりやすいです。
腹七分以下の少食を推奨する
「西式甲田療法」では
玄米食は基本の「キ」です。
本当は食べられる栄養価の高い部分まで捨ててませんか?
野菜や果物をまるごと食べればとれる
豊かな栄養も、食べやすさや味ばかりを
考えて調理やカットしてしまうと
同じ食品を材料に使っても
体への影響がまったく違う食べ物になります。
ホールフード(一物全体)、つまり
できる限り自然に近い形で
食べ物を「まるごと」食べるのが
地球の生物である人間にとって
一番理想的な栄養の取り方です。
こちらのマクロビの料理教室のサイトが
ホールフードの説明がわかりやすいです。
塩や砂糖のような食品も、
精製されて本来のミネラルの大部分が
失われてしまうことにより
体に悪影響しか与えない物質に
変質してしまいます。
まるごといただいたほうが
体にも地球にも優しいんですね。
時間を節約する代わりに、失っているモノ。
便利なので、忙しいときに
つい利用しがちな加工品や超・加工品。
比較的加工が少ないように思える
カット野菜でさえ、カットした時点で
多くの栄養が失われています。
さらにみずみずしく見せるため
「クスリ」でジャブジャブと殺菌したり、
お水に長時間さらされることによって
もとの栄養が大幅になくなっています。
「殺菌剤」の入ったプールに、カットされた野菜を次々に投げ込んで消毒します。しかも一度ではなく、濃度を変えて数回プールに入れます。メーカーによっては、食べたときのシャキシャキ感を出すために、さらに「PH調整剤」のプールにつけていたりします。(p.121)
カット野菜を好む奥さんは、自分が切ったレタスはすぐに切り口が茶色くなるのに、なぜ、売っているものはいつまでもきれいなのか――そんな「素朴な疑問」を持ったことがあるのでしょうか。プロが切るから切り口はいつも新鮮なのだと、本気で思っているのでしょうか。(p.121)
上記引用は、下記の本からです。
さらに超・加工品と呼ばれる
温めるだけのレトルト食品や、お湯を注ぐだけ
といったインスタント食品は、
加工の度合いが増えるほど
もとの食品に含まれていた本来の栄養は
加熱や調理の過程で失われ、
その代わりに味を補うために
食品添加物が山ほど添加されています。
失うものは本来の栄養ばかりか
その代償はあなたの体が
気づかないうちに支払わされています。
食は命のみなもとです。
安価なものですませたツケは
後日大きな医療費負担となって
返ってくるのかも?
わたしが書いたブックレビュー
の記事もありますので、
もう少し詳しく知りたい方は
こちらも合わせてどうぞ。
【2冊目】あなたは『食品の裏側』を読む勇気がありますか?「自分がつくっている食品は家族には食べさせない」そんなモノを私たちは日々食べているのかも。 - 「食の選択」やってみたらこうなりました。
食べれば食べるほど、発揮できなくなるカラダの本来の機能。
現代人のほとんどは、いつでも手軽に
食べ物が手に入るため胃腸が休まらず
間食を含んだ1日3食以上の食事で
食べ過ぎの状態になっています。
食べ過ぎると体内のシステムが
消化にかかりきりになり、
体内のメンテナンスや有害物質を排出する
機能が働くヒマがなくなるため
それが日常になるとじょじょに
体内に毒をため込むことになってしまい
病気になる確率が高くなります。
マクロファージは体の元気さといっしょなのです。体が元気だとマクロファージも元気。インターフェロンも出せるし、IL(インターロイキン)-12も出せる。(p.210)
実は、マクロファージはウイルスをやっつけたり、いろいろな細菌をやっつけたりするだけでなく、栄養処理もやっています。(中略)しかし、処理能力を超えるほど食べ続けると、マクロファージは泡沫細胞となって血管壁に沈着し、ついには動脈硬化をすすめます。(p.120)
つまり、ごちそうをたらふく食べると、ただの栄養処理屋になってしまうのです。マクロファージの無駄遣いをしているわけで、すごくたくさん食べている人ほど、すぐ病気になるし、すぐ風邪をひくというわけなのです。(p.120)
上記引用は、下記の本で「医師の解説1」を担当された免疫学で有名な新潟大学大学院教授の安保徹(あぼとおる)氏の文からです。
奇跡が起こる「超少食」―実践者10人の証言「超少食で難病が治った!」 (ビタミン文庫)
あなたの調子が悪いのは
毎日のように食べている仕事の合間の
スナックや夜食、
またはお手軽に一食をすまそうと
つい手を伸ばしてしまう
インスタントな食品の
せいかもしれません。
逆にいえば
- 食べる量をきちんとセーブし、
- 有害な食品添加物をできるだけ控え、
- 口に入れる食品を「少数精鋭」に厳選
すれば、
健康への近道
になるわけです。
とってもカンタン!
その実践のために
どんな具体的な方法があるのか
8つのステップで次回ご紹介いたします。
つづく。