はもりっくす(@HAMORIx64)です。
新型肺炎もだいぶ正体が
バレてきてますね。
ちょうど現在のトレンドネタでもありますが
何よりも今、必要以上に怯えてる人に
ウイルス学の権威である
の本をご紹介したいと思います。
きちんとした情報源を確保すれば
必要以上に恐れる必要は
ありません。
結局は新型肺炎でもインフルエンザでも風邪でも同じ。体が弱っていれば重症化して死ぬこともある。
では
体が弱るとはどういう状態なのか?
おうち時間でぜひ
この本を読みながら
正しい知識を知るとともに
なぜ
ウイルス・ワクチンの専門医が
自然派医師として生きる道を
選んだのか、の答えを
探してみてください(^_-)-☆
大学病院の臨床医 ⇒ ウイルス・ワクチン学の専門医 ⇒ 自然派医師 へ。
今回ご紹介するのは
本間真二郎医師の本
『病気にならない暮らし事典-自然派医師が実践する76の工夫-』(セブン&アイ出版/2016)
です。
セブンイレブンとイトーヨーカ堂で有名な
セブン&アイホールディングスですが、
出版も手がけているんですね。
いい本を出版してくださいました。感謝。
注)なんと!2020年1月に出版社の事業終了の発表がされていました~残念(>_<)。この本は在庫限りで絶版のようです。代わりにこの6月に新刊として、この本のリメイクと本間医師が発信されていたコロナ情報をまとめたものが発行されていますので上記の本が入手できなかった方は下記をどうぞ!
まさにタイムリーな本です!
本間真二郎(ほんましんじろう)医師は、
小児科の臨床医を勤められ、その後
アメリカの国立衛生研究所(NIH)
に留学、ウイルス学・ワクチン学の
研究に携わった専門医です。
物心がついたころには
「自分は医者になるんだ」と
考えていたという本間医師。
大学病院時代の研究論文が認められ、
アメリカへの留学が決まった
人生絶頂のときに起こった
9・11同時テロが
人生の転機のきっかけ
となったそうです。
その後ありとあらゆることに対して
疑問をもつようになり
医学に関しても根本から考えるように。
例えば小児科ではウイルスによる感染症
いわゆる「かぜ」の症状が多く、
それに対して医者は
咳止め・解熱剤・抗生剤などの
薬を処方するそうですが…
しかし本来、かぜに効く薬はありません。
医者がかぜ薬と言って出す薬は、熱やせきや鼻水をおさえるもので、かぜ自体に効いているわけではありません。じつは薬によって症状をおさえているうちに、患者自身の自然治癒力がかぜをなおしているのです。つまり、医者が薬を出さなくてもなおっていくのです。(p.05)
では、
医者は一体何をしているのか?
と本間先生は悩まれたそうです。
人のからだをつくり、自然治癒力を生み出すもとになるのは、「食」であることに間違いない。さらに食と健康について突き詰めると、食の前に「農」がある。(p.05)
さまざまな本を読み、農家の方の話を聞き
実践重視の本間医師はついに移住を決意。
帰国後戻っていた大学病院を辞め
栃木県の那須烏山市に移住。
自然のしくみを理解するため
「自然農」による
作物の栽培を始めました。
現在は七合診療所の所長として
地域医療に従事しながら
自然と共生する暮らしを
実践されています。
本の概要は?
事典と名前がついているだけあって、
ボリュームたっぷりの本なのですが
内容は総論 + 暮らし事典 の二部構成です。
わたしは「西式甲田療法」を知ることにより
- 現代医療に頼るのは最後の手段であって、最初の手段ではないこと。
- 食の選択や体を動かすことの重要性。
- 動物の一種である人間が、もともと持っている体の力。
ということに気づき
参考となる本を探しては読み漁り…。
そのうちにだんだんと、
健康というのはこういうことかな?
という考えがうすらぼんやりと
まとまりつつありましたが、
まさしくそれを、現役医師の
確かな知識と正しい言葉と広い視野で
きちんと一冊の本にまとめて
くださったような本でした。
こんな本が読みたかった~(´▽`)
総論では、
病気の本当の原因や
わたしたちの体の大切な腸内細菌、
そして微生物を排除する暮らしが
現代の病気を引き起こしていること、
などについて
本間先生独自の深い考察がとても
わかりやすく説明されています。
暮らし事典は
- 食のこと
- 生活のこと
- 環境のこと
- 医療のこと
という4つの章にわかれて
本間医師が実践する76の工夫について
それぞれ述べられています。
けっこうなボリュームなので
全部一気に読めない人は
気になる所から先に読み始めても
いいかもしれません。
あとから、気になったところを
見直して読むためにも向いている本です。
手元に一冊おいておけば
いざというとき、気になったときなどの
指南役になってくれると思います。
本間医師が語る医療と健康
日本の医療は、
完全とは言わないまでも
ほぼ満足できる状態だというのが
大方の意見ですが、じつは
現実はかなり異なると本間医師は
いいます。
なぜなら
日本では、あらゆる病気が増え続けて
いるから。
代表的な8種類の慢性病
高血圧・糖尿病・脂質異常症・肥満・痛風
・骨粗鬆症・うつ病・アレルギー性疾患等
の推定患者数を足してみると
なんと2億人!
日本の総人口が、現在約1億人。ひとりで2~3つの病気を抱えている人もいますので一概には言えませんが、この数字からわかることは、日本人のほとんど全員が病気になっているということなのです。(p.24)
それに対する国民医療費は
2015年には40兆円を突破。
40兆円といえば小さな国
10~20か国分の国家予算に匹敵
するそうです。
しかしこれだけのお金を使いながら
国民は病気や認知症、寝たきりに
ならずに健康に天寿をまっとうする
ことができていません。
莫大なお金をかけていながら、まったく効果をあげていないとも言える状態です。(p.25)
ではどこに問題があるのか。
日本の医療の中心である西洋医学には
得意な分野と不得意な分野があり、
救急救命医療、集中治療
ケガ・感染症の治療
麻酔法などの治療に関しては
発達し死亡率も減少した一方、
慢性病の治療に関しては
不得意であると述べます。
ほとんどの慢性病の治療には満足した結果が得られておらず、根本治療を目指すというよりも対症療法をしているのが現実なのです。(p.27)
ここでとてもわかりやすい例で
説明がされています。
木に毎日赤い水を与えると
葉の色が赤くなってしまった。
- 赤い水:間違った生き方
- 赤い葉:病気の症状・状態
本来は赤い水を透明に戻せば
病気が治ります。
- 透明の水:生き方の改善
これが根本治療の例です。
が、
西洋医学でしている対症療法は
こんな感じ。
①赤くなった葉を枝ごと切除。
- 切除:手術に相当
症状をなくしたように見えても
原因は取り除かれていないので
いずれ葉はまた赤くなる。
②赤くなった症状をとるために
葉を絵具・ペンキなどで塗る。
- 塗る:薬に相当
みかけをごまかしただけの上に
絵具やペンキには毒性が。
つまり、症状や検査値などは
改善することができても
病気自体を治しているわけではない。
結果として、病気は回復することなく(投薬がはじまれば、一生飲むことになる)、病気は増え続けていくことになります。(p.30)
本間医師が日々行っている診療や
自然に沿った暮らしをしている中で
見えてきたことは
病気の本当の原因は、「現代の私たちの生活環境が、本来あるべき自然な姿から大きくかけ離れている」ということだったのです。(p.31)
病気にならない暮らしとは?
自然は、いのちを育むシステムそのもの。
本間医師は本の中で述べます。
病気の根本の原因は、自然の摂理・自然の法則に反した生活や生き方にあるのです。言い換えれば、自然に沿った暮らしをすれば、病気にならずに健康に過ごすことができるということでもあります。(p.31)
自然とはいのちを育むシステム
そのものであり、
この自然から外れた状態(病気)から
自然の状態に戻すためのサインとして
でてくるのが、症状。
人には自然になおろうとする力=「自然治癒力」がありますので、本来、みずからなおそうとするしくみが働くようになっています。ところが、西洋医学でおもに行われている対症療法で症状をとるということは、自然治癒力を奪ってしまうことでもあります。(p.33)
せきがでる理由は、
気道の痰などを出すための
自然治癒力の反応。
⇒しかし咳止めを使うと
痰がつまって無気肺になったり肺炎に
なる可能性も。
もちろんすべてを自然にまかせ
放置するわけではないそうです。
2歳の息子さんがかぜで
40度の高熱を出したとき
水分の補給と自然のお手当てをし、
病院での受診や検査を受けつつも
抗生剤や解熱剤は
使用しなかったそう。
ただ、いつも念頭においているのは、たとえかぜであっても、その子にとってかならず意味があり、かぜを使ってからだを整えようとする作用が発揮されているのだ、ということです。(p.35)
やみくもに、「かわいそうだから症状をとってあげる」のではなく、その子にとっての短期的、長期的な影響をつねに考えながら症状をしっかり受け止め、できうる看病をし、寄り添うことが親のつとめであると考えています。(p.36)
息子さんはかぜを克服後、
みずから卒乳し、言葉が増えたりと
一歩成長されたそうです。
微生物を排除してはいけない。
病気の原因を
ミクロ的な視点からみると
TVCMに見られるような
細菌などの微生物が
ひとつもいないことが
健康にとっていい という風潮は
とても短絡的で危険な考えだそうです。
なぜなら私たちは、常在菌である微生物に外側(皮膚)も内側(腸内や口腔内)も囲まれていることこそが自然な状態で、不潔ではなく、健康で健全な状態だからです。(p.43)
微生物は敵ではなく
- 不要なものを分解
- 毒や不自然なものを浄化
- 植物に栄養を供給
などの重要な役割をもっており
地球上のすべての存在にとって
必要なものなのだそうです。
腸内だけでなく皮膚、口腔内、膣内などあらゆる場所に、その場所に応じた常在菌がおり、私たちが健康に生きていくために、なくてはならない役割を担ってくれているのです。(p.45)
そしてそのなかでも
もっとも数が多くもっとも重要なのが
「腸内細菌」で
全体を「腸内細菌叢」と言います。
母胎内の胎児は無菌の状態で
腸内細胞は存在していないそうです。
しかしお産の途中からはじまって
母親の膣内で腸内細菌にふれ
周囲の細菌をとりこんでいき、
食事・家族・ペット・友達・外出先
などからさまざまな微生物を吸収。
とくに3歳になるまでに
多くの菌にふれ、取り込むことで
バラエティに富んだ腸内細菌叢が
確立されていくそうです。
この時期に確立される腸内細菌叢は、なんと、その人のその後の生涯にわたる健康状態、からだの丈夫さ、病気になったときのからだの反応など、基本的なパターンを決定してしまうほど重要です。(p.52)
微生物排除の歴史が、現代の病気を引き起こしている。
腸内細菌と
免疫異常による病気の増加
にはきわめて密接な関係が
あるそうです。
免疫は自己を防衛するシステム
であり、健康に生きていくための
基本の機能ですが
この自分のからだを守るはずの
免疫の異常による病気が
近年爆発的に増加しています。
- アレルギー性疾患
- 自己免疫疾患
- 慢性炎症に伴う疾患など
急増の理由には
食事や生活習慣の変化、化学物質
(公害、農薬、添加物、経費毒)
などの原因が考えられるそうですが
しかし、もっとも根本的な原因は、昔はあたりまえにいた寄生虫や微生物を、「常識的な衛生管理を超えて、必要以上に排除した」ことにあります。(p.56)
現代病であるアレルギー性疾患などが
出現したのは、1800年代初頭。
1760年代から始まる
産業革命
が大きく影響している
と考えられるそうです。
産業革命以前のヨーロッパ人の
ほとんどは農民で、生活は
土とともにありました。
しかし産業革命後、人々は
農村から都市へと移動し
工場労働者へ。
都市は整備され、
微生物にふれ合う機会が激減。
その頃から滅菌・除菌の習慣が
人々の間に広がり、
免疫異常による現代病が登場。
産業革命以前は、様々な菌との
接触による感染症で亡くなる
可能性も高かったものの、
炎症を制御する能力にも
優れていたそうです。
これらの微生物がいなくなったことにより、たしかに感染症で死亡する人は減りました。しかし、免疫を適切に調整する能力も失われてしまいました。免疫の制御には、微生物との連携が必要だからです。(p.61)
つまり、先進国のほどんどの人が
生まれつき過剰な免疫反応をおこしやすく
さらに食事や環境毒によるスイッチが
加わって、現代病をひき起こしている
と考えられるそうです。
微生物を排除している行為とは、マクロ的な視点から見た、地球を傷つける行為とまったく同じ。結局は、自然に反した行為がまわりまわって私たちのからだを傷つけ、病気を引き起こしているということです。(p.63)
このような時代を生きていくには
どのような視点をもち
どうすればいいのか。
そのための
76のシンプルな工夫が
この本には掲載されていますので
ぜひ参考にされてください。
まとめ
わたしは昨年12月に
那須烏山にて行われた本間医師主催の
健康合宿に参加させて頂き、
とても深遠な講義とともに
夜の囲炉裏端での雑談にも参加。
本当に博学なうえに研究熱心で
ミクロにもマクロにも物事を見れる
広い視野をおもちな方だな~と
思いました。
健康合宿の話についてはこちら⇒【勉強合宿参加】自然派の本間真二郎医師に学ぶ!那須烏山での健康合宿「人の意識と心と病気の関係」に参加してきました。深くて底が見えない…(笑)
この本の中で一番印象に残ったのは
下記の文章です。
私の好きなネイティブアメリカンの教えに、このようなものがあります。
「どのようなことでも、それが個人的なことであれ、一族全体に関係することであれ、7代先の子孫にどのような影響があるかを熟考して決めなければならない。少なくとも今と同じか、今よりはよくなる方向へ向かうように」(p.91)
という考えです。
ネイティブアメリカンは、
こんな広い視野で物事を
考えていたんですね。
ひきかえ進んでいるはずの
わたしたちはどれだけ狭い視野で
物事を決めているんでしょうか。
日本にも昔
三方よしという言葉が
あったはずなんですが。
- 売り手良し
- 買い手良し
- 世間良し
の三つの「良し」。売り手と買い手がともに満足し、また社会貢献もできるのがよい商売であるということ。近江商人の心得をいったもの。(デジタル大辞泉より)
商取引についての話ですが
これに
- 地球によし
を加えて四方よしを述べらる方も
いらっしゃいますね。
コロナの影響で社会の破壊と再生を
強制的に求められている現在、
不要なものは捨てて
本当に必要なものを取り戻す時期
に来ているような気がします。
まずは知っておくべきことは
ウイルスがなくては人類は進化
できなかったということ。
ウイルスは闘う相手ではなく
遥か昔から生き物と共生する関係。
そして
共生するためには、自分を強くすること。
以外にはありません。
外側をお金や時間をかけて
一生懸命守るよりも
内側を強くするほうが簡単で
ワクチンよりもアビガンよりも
確実で四方よしの方法だと
わたしは思います。
ぜひおうち時間で
読んでもらえたらいいなと
思います。
残念ながら上記の本は出版社都合で絶版に…。
ですが、かわりに講談社より
本間医師が発信していたコロナ情報と
絶版になった本をまとめなおす形で
2020年6月に下記の新刊が
発売になっています!!
現在までのコロナについての情報が
とてもわかりやすくまとめられ、
予防対策についても
正確な情報が掲載されています!
下記の本は、その実践に役立つ
本ですよ~(´▽`)