「食の選択」やってみたらこうなりました。

西式甲田療法から始まった食とカラダの本当の力を知る旅★砂糖と肉断ちでめざせヴィーガン!実体験記

【1冊目】『マンガでわかる「西式甲田療法」』で、外からでなく内側から変える医学を知ってみよう。あなたが食べているものは、体に本当に必要なもの?

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はもりっくす(@HAMORIx64)です。

 

わたしがご紹介したい

「食と健康 厳選10冊!」

の第1冊目をご紹介します。

 

まずはわたしが「食の選択」

を行うきっかけを作ってくれた

西式甲田療法」の本です。

 

 

難病・奇病を患った著者の実体験記。

 

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マンガでわかる「西式甲田療法」―一番わかりやすい実践入門書 (ビタミン文庫)』 (甲田光雄・赤池キョウコ著/マキノ出版/2008)

 

 

赤池キョウコ氏のマンガと

甲田医師との対談の2部構成の本で

わたしが「西式甲田療法」を始める

キッカケになった本です。

 

西式甲田療法」に興味がある人には

一番最初に読んでもらいたい本です。

 
この本が発行された2008年に

甲田医師はお亡くなりになりました。

直前まで現役だったそうです。

  

甲田医師は珍しく、この年は

共著本を2冊も発行されているんですね。

この赤池氏とサンプラザ中野くん氏と。

 

医療とはまったく畑違いのお二人に

西式甲田療法」を伝えて欲しいという

思いを託されたのかな、なんて思います。

 


マンガは、イラスト作家の

赤池キョウコ氏が患っていた

難病(潰瘍性大腸炎)・奇病(慢性脱毛症)

・慢性病(重症の花粉症)

根治までの体験記になっています。

 

ある日突然、医者に「一生治らない」

と言われた難病を、

症状を取るだけの対症療法と

クスリの副作用に不安に覚えて

「このままじゃイヤ!」という一念で

代替療法をインターネットで探し

西式甲田療法」を見つけて実践!

 

病気を克服するまでの内容です。

 

最初は「ホント~?」と半信半疑ながらも

「シンプルな食事、お金もかけず、自己治癒力で治す」

点に強くひかれ、また偶然にも

同じ病気をこの療法で改善した人を

見つけ、はじめることを決意したそうです。

 
対談はおもに「西式甲田療法」についての

説明と実践の方法・Q&Aなどを

甲田医師がお話しています。

 


実体験だけに細かいエピソードも多く

リアリティが抜群。

わたしが「西式甲田療法」を実践してからも

何度も読み直している本です。

 
難病奇病にもかかわらず

とっても明るい赤池氏と

キュートな甲田医師のイラストを見ると

ほのぼのとして、

たま~に「西式甲田療法」がツライ

と感じるとき励まされます。

 

食事と運動の両方の重要性を、きちんと認めた実理論。

 

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一般の健康法は、たいてい

コレをやれ、あれを食べろという

部分的内容をピックアップして

効果を語る内容が多いです。

 

ですが「西式甲田療法では医食同源、

食と体は繋がっていて

食事・運動のどちらも

健康を保つためには必要であり

人の体を総合的にとらえた上での

健康・運動療法を提案しています。

 

食と運動、両方とも大切!

と述べている本は

たくさんありますが、

このようにきちんと療法として

食事と運動を相互補完的に

かつ具体的に方法を提示している本

はあまり他に見たことがありません。

 

わたしは

腰痛と体調不良を2つとも経験しましたので

どちらも大切なことを痛感しています。

 

なので、

○○を食べるだけで治す!

○○するだけで治る!

と書いた本は信用してません。

  

そして何よりもスゴイのが、

クスリを一切使用しない。

こと。

  

自然治癒力を高めて、体の機能を回復

 

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体に元々備わっているシステム

(自然治癒力)を最大限に利用して

そのシステムを活性化させる

食事と運動を続けることによって、

体の機能を改善させ、病気を根本的に

治療・改善することを目指します。

 


では、その自然治癒力を発揮するには

どうすればいいのか。

  

甲田医師が飼っていた猫が、急に食欲がなくなって動かなくなり、好物をあげてもまったく見向きしなくなったものの、3日ほどしてお尻から膿が出て、その膿が出てから猫がみるみる回復し、その後食欲も復活したという話が例として出てきます。

 

同じように

人間も断食・少食にして空腹状態をつくると

自然治癒力が高まるそうです。

 


甲田医師は、

現代医学や栄養学の指導によって

日本人が知らず知らずに陥っている

「食べ過ぎ」が

病気の最大の原因と確信。

 

食事の質を極限まで絞り込むことで

消化吸収の負担をカラダから減らし、

体内に滞留してしまった不要なものを

宿便として排泄させることによって

本来の機能を回復させ、健全な状態へと

改善することができると主張しています。

 

現代栄養学の考え方は昭和四十年代から一般に浸透してきましたが、ちょうどそのころから各種の生活習慣病やアトピー性皮膚炎などのアレルギー病が急増しています。カロリーや脂肪、たんぱく質のとり過ぎと、これらの病気増加の因果関係はたいへん濃厚だと私は考えています。(p.035)

 

また、甲田医師は断食博士としても有名で

断食は難病に対する特効薬であると同時に

失敗のリスクも高いことを

身をもって経験しています。

 

その経験を活かして

だれでもチャレンジしやすい

  • 半日断食(朝ご飯を抜いた一日二食)
  • 一日断食(リンゴ断食やすまし汁断食)

など、ユニークでリスクの少ない断食を

考案しておすすめしています。

 

これだと、ラクに断食に

チャレンジすることができます。

 

100年もせずに劇的に変化した食べ物と体の使い方。

 

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現代日本人はほんの100年前と比べても

交通網の発達や電化製品の普及によって

体を動かす機会がめっきり減り

本来使うべき筋力が

かなり低下していると思われます。

 

体は動かさなければ、

筋力はどんどん衰えますし

筋力が落ちると体内の循環も滞ります。

 

さらにカロリー消費の機会が減ったのに

昔と違ってカラダを動かさなくても

食べ物は常に豊富にあふれています。

 

その食べ物は、一見とても豊かに見えますが

かつて口にすることがなかったような

糖質に砂糖を加えたような食べ物や、

原材料が何かわからない

超・加工品だったり。

 

人によっては偏食によって、

大量のタンパク質だったり

脂質だったり、炭水化物のみだったり。

 

 そして食べ物本来の栄養は

熱を加えたり、水で茹でられたり、

舌触りの悪いところはカットされたりして

口に入るころには大幅に減っています。

 


知らず知らず、本当に必要な栄養素を捨てて不要なものばかりを取る、偏った食事になっている可能性が高いんですね。

 

本当に必要なのは、体に備わっている力を高める食事

 

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それを、

  • 生野菜汁(ドロ)・玄米・豆腐・ごま・昆布粉という質の高い食事

で必要な栄養をしっかり確保し、

  • 1日2ℓくらいの生水・柿の葉茶(ビタミンC)を飲んで水分をしっかり補給
  • 朝ごはんを抜くことで長い時間胃腸を休め、体の排出力を高める

ことによって、

体内がきちんと栄養を吸収し

必要なものを自力で合成し

体内が循環される食事

を提案されています。

 


また六大法則と呼ばれる運動療法は

体のゆがみを取るだけではなく

背骨や皮膚・内臓・腸・骨盤・血液の

流れを整える効果もあり

健康状態の改善のために必要だと

述べられています。

 

甲田医師は

「病気治しはクセ直し」

と仰っており 

 

甘党や辛党、大食、

肉ばかり食べるなどの食の偏りや

姿勢や体の使い方の悪い癖が病気を招き

それを正すのが「西式甲田療法」。

 

正しく実行すれば

あらゆる病気が改善すると話しています。

 

わたしも効果は実感しています。

 

甲田医師の人間力。

 

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そして何よりも、本を読んで感じること。

 

それは甲田医師自身、幼少期から体が悪く

阪大医学部時代に医学から

見放された経験があることや、

西式健康法と出会ったのちに

それまでの病気の原因でもあった

大好きな甘いモノ

を断つ苦しさを体験しているために

病気や患者さんの

心理に対する理解がとても深いことです。

 
西式甲田療法」は

自分で自分を治す健康療法なので

医者である甲田医師は

アドバイスやアプローチ方法は提案できても

それを本人が実践しない限り

治ることはありません。


きちんと実践して

病気が治った人たちと喜びを分かち合う反面

病院に姿をみせなくなったり

実践できずに病気を悪化させてしまった、

さらに多くの人たちを

見ていらっしゃるからこそ

治る方法があることを

知ってもらいたいという思いがあります。

 

そんな「患者さんの病気を治したい」

という思いは、最近のお医者さんからは

あまり感じることがないように思います。

 


病気の結果である症状ばかりを見て、

症状を見えなくすることばかりを考えて

その原因となっている

「人」や「体」を見ていないお医者さんが

いまは多いように思いませんか?