「食の選択」やってみたらこうなりました。

西式甲田療法から始まった食とカラダの本当の力を知る旅★砂糖と肉断ちでめざせヴィーガン!実体験記

【実用書レビュー】『ムリなくできる親の介護』を読んで、「いつかくる怖い現実」を「いつきてもOKの現実」に心をアップデートしておきませんか?

 

はもりっくすです。

 

今回の記事は、このブログの前身ブログ

にアップした2019年1月の記事ですが

このレビューを読んでくれる人が多いので

こちらのブログにも再掲いたします。

 

親の介護にご興味のある方はぜひ

ご参考にしていただければ幸いです。

とっても役に立ついい本ですよ~(´▽`)

 

 * (以下よりリライト部分) *

 

レビューを書くためにこの本を読んでいたら

あまりに熱中したがために

ささいなことで夫と喧嘩になり、

正月早々危機を迎えそうになりました。

 

いや、危なかった(笑)

 

そのくらい読みだすとハマります。

みなさんも気をつけてくださいね(^_-)-☆

 

 

『ムリなくできる親の介護』のレビューの動機とは?

 

『むりなくできる親の介護』 日本実業出版社 工藤広伸

 

はもりっくすは記事掲載当時、『ブログ飯』で有名な染谷昌利氏のオンラインサロン「ギガ盛りブログ飯」に参加しており、そのサロンのサービスの1つであるギガ盛りUnlimited経由で今回日本実業出版社様より『ムリなくできる親の介護 使える制度は使う、頼れる人に頼る、便利なツールは試す!』↙を献本して頂きました。

(現在はサロンは退会しています)

 

 

まさに、当時のはもりっくす(今も)に

ジャストな本でした!!

 
なぜならちょうど、夫の両親

(二人とも70代前後)がそれまで

住んでいた雪国の自宅を売り払って

わたしたちが住んでいる東京郊外の

近くへ引っ越してきたばかり

だったのです。

 

1年くらい前に

先のことを考えて、そのうち東京に

出てくる選択肢も考えてみたら

何気なく提案してみたつもりが

 

両親はあれよあれよという間に

家を売る算段をつけ、荷物を整理し、

住む場所を決めて半年後には

ほどよい距離のご近所さんに✨

 

この行動力には、ビックリΣ(゚Д゚)

 

両親とも元気いっぱい東京生活を

エンジョイし始めたところですが

正直、これから何が起こっても

オカシクはありません。

 

覚悟を決めておかないと。

 

ちょうどその時、この本のレビューの話が…。

 

まさに「渡りに船」!

本が届くのが待ちどうしかった~♪(∩´∀`)∩

 

この本は、

 

特に30代40代の人たち 

もしくは

ご両親の年齢が70代前後

 

であるなら

1度は目を通しておいて欲しい本です。

 

もちろん、

 

もう親の介護真っただ中!

 

という人にとっても

「こんなアイデアや選択肢があったのか」

現況がはたしてベストなのかを見直すための

いいきっかけになるのではないかと思います。

 

作者は、34歳から突然の介護生活がはじまって、3人の介護を経験しているフツーの元サラリーマン。

 

 

いやもう、この本と

作者の工藤宏伸氏には

「感謝」以外の言葉がないです。

 

この本に今、会えてよかった。

 

よくぞ、これだけ

しっかり書いてくださったなと。

 

こんなにわかりやすく

介護の現実味を実感できて

介護の現実世界を垣間見ることが

できるなんて。

 

さらに介護離職についての考えや

介護のお役立ちアイテムや豆知識、

はては看取りについての心づもりから、

亡くなったあとの遺品整理の話まで!

 

本当に幅広く、

 

「親を失うということの現実」

について

 

知っておきたいこと・知っておくべきこと

が網羅されていたように思います。

 

介護の専門家というのは

もちろんたくさんいらっしゃって

本などもたくさん発行されているでしょうが

 

わたしがまず読むのなら、

やはりこういう

実際に介護を経験したイチ一般人という

視点での実体験の本を読みたいと思います。

 

 

しかも筆者は最終的に

父・祖母・母と3人の介護経験をされ

結果的には大ベテランとなってしまったために

幸か不幸か介護についての知識も

研ぎ澄まされています。

 

筆者が男性というところもポイントです。

 

まさにこれから働き盛りを迎えようという

年代の男性が、ある日突然会社員という

社会からほうりだされて、

 

一般的に男性には不向きと思われがちな

介護という完全に違うフィールドへ

立たされてしまうという。

 

性別など全くお構いなしに

やってきてしまうという、非情なリアル。

 

実際、在宅で介護する男性の割合は

すでに4割にせまっているそうです。

 

そして、

男性ならでは(?)かもしれない視点が

「なんとなくこんな感じ」

と捉えがちな介護についての見方を

とても新鮮にしてくれています。

 

あなたは、いざ親の介護が始まったときに頼れる人はいますか?

 

 

ここでは、たいていの人が

「他人事」と考えがちな介護を、

「自分事」ととらえるのに

わたし自身に役立ったエピソードを

本から紹介してみます。

 

介護のリアル1:介護がはじまる年齢

 

本に掲載されている調査結果によると、

将来、自分が介護するかもしれないと意識しはじめた平均年齢は「48.2歳」で、実際に在宅介護をはじめた年齢は「50.9歳」でした。(P.15)

とのこと。

 

そしてこれはあくまでも平均値。

 

いざ介護がはじまったとき、あなたには

頼れる人が周りにいるでしょうか?

 

わたしには、いません。(断言)

 

この本を読んで驚くなかれ、

介護離職する人も多いとニュースなどで

耳にすることが多い世の中なのに

いざ介護が始まってみたら

会社にも友達の中にも介護経験者を

見つけることが難しいそうです。

 

介護していることをひた隠しにしている人も多いとか…。

 

介護のリアル2:節目は親の75歳?

 

70代前半まではひとりでできていたことも、75歳をすぎると急にできなくなることが増えます。(P.17)

 

この文には、思わず硬直!


今は元気な親たちも、あと数年で

こうなる可能性があるのかと。

 

でもこの本を読んだおかげで、

その心づもりができました。

 

そのうち怪しい兆しがあれば

本にかかれているサインをチェックしたり

検査を上手く利用して判断をすればいい

とわかりちょっと安心。

 

介護のリアル3:成年後見人制度のデメリット

 

個人的にショックを受けたエピソードは

親が認知症になった場合の

財産管理の手段の1つである

成年後見人制度 のデメリットについてです。

 

じつはわたし

弁護士秘書の経験が2年ほどあるのですが

担当していた弁護士が成年後見人になっている

事案が多かったので、詳細についてはともかく

制度を知ってはいたのですが…。

 

後見人は指定できないので、ある日を境に、会ったこともない専門職にお金を払わないといけなくなります。

仮に80歳の女性が認知症になり、この制度を平均余命である12年利用したら、月3万円を支払う場合、432万円の出費になります。(P.107-108)

 

絶句。なんと…。


後見人制度についてのデメリットの部分

について、初めて知りました。

 

「なるほど高齢で認知症が始まったら

ちゃんとこういう制度があるのかぁ」なんて

秘書時代はお気楽なことを思ってましたが…。

 

よく考えたらそうですよね。

よく知りもしない人間が

勝手に後見人として決められて

家族の財産が裁判所の管理下になってしまう上

毎月の費用まで発生してしまうなんて…。

 

指定できないというのは

公平性の観点だろうと思いますが

正直、士業の先生は人によってかなりの

当たりはずれが…。(ここだけの話ですよ)

わたしの担当した弁護士はいい人でしたが。

 

そして士業の先生方は常に忙しく、

こちらの都合よりも先生の都合を優先

しなければいけない場合が多くなりがちです。

 

その成年後見人制度のデメリットを解消すべく

注目を集めているという 家族信託 の紹介に

わたしはがぜん興味をもってしまいました。

 

 
以上、いくつかを紹介してみましたが

怖くなりませんでしたか?

 

けっこうなガクブル((((;゚Д゚))))

エピソードですよね。

 
読んで心の不安が増大した方は

この本を読んでみることをおススメ致します。

 

レビューまとめ

 

 

親の介護についての本なのですが

読後感は「面白い!」です。

 

知りたい内容や聞きたい話が

いっぱい載っていて

夢中で読んでしまいました。

 
わたしは2018年に

実父を亡くしましたが

持病で入退院を繰り返していた中で

「明日は退院」という日の夜の

容体急変でしたので、

不幸中の幸い(?)ながらまだ

介護の現実や認知症に向き合ったり

という経験はありません。

 

ですが実父の死によって

じっさいに発生したわずかながらの

手続きやささいな事件を経験したこと

思い出して、よりリアルに

本の内容が感じられました。

 
そして改めて

このブログの本来ネタでもある

カラダの健康と食についても

考えざるを得ません。

 

やはりできるだけ認知症や介護など

人の世話にならず

自分の面倒は自分でみれるように

ピンピンコロリで幕をひけるように

 

これからも自分の体をしっかり

メンテナンスしていかなければ

と思います。

 

 

少なくとも

介護について知識ゼロだったわたしが

この1冊読んだだけで

だいぶ気持ちがラクになり

万が一のときにはこんな方法もあるんだ!

という前向きの気持ちになれました。

 

わたし的には35歳オーバーの、

必ず読むべき人生の教科書の1つ

に指定してもいいのではと思うくらいです。

 

本当に、不安がある人は

ぜひ読んで欲しいです。

 

あなたの今後の、よりよい人生のために。

 

 

ちなみに年始の夫婦ゲンカの結果は

「雨降って地固まる」でした(^_-)-☆

 

この記事が誰かのお役に立てば

幸いです。