はもりっくす(@HAMORIx64)です。
「西式甲田療法」で採用されている
西式健康法の「六大法則」と呼ばれる
運動療法のうち、
- 平床寝台(へいしょうしんだい)
について
ご紹介したいと思います。
はじめて「西式甲田療法」の本を読んだとき
これを知って、
え~?布団じゃなくて板の上に寝るの?マジか!!Σ(゚Д゚)
と驚愕。古い時代の医者って
すごいこと患者にさせるんだなぁ
って思いました。
まるで修行みたい~!(>_<)
ところが今ここに
板の上に寝る女が一人。
だって桐の板って気持ちいい…。
(とくに夏♬)
目からウロコのこの方法が、
腰痛に悩む人のお役にたてば
幸いです。
平床寝台(へいしょうしんだい)とは?
わたしが「西式甲田療法」の実践を決意して
朝ご飯ヌキからはじめた食事療法とともに
すぐに実践してみたのが平床寝台です。
古くから「背骨の正しい人に病人はいない」と言われるように、脊柱を正しく保つことが健康の第一歩です(p.108)
デスクワーク、運動不足など、二足歩行の人間の背骨は四足歩行の動物より、ゆがみや狂いが生じやすいのです。(p.108)
なぜ寝床が硬いほうがよいかと言うと
床が硬いことで皮膚と肝臓に刺激を与え、皮膚近くの静脈を鼓舞し、血液の戻りを活発化させ、腎機能も高まるからです(p.109)
上記の本を読んで「なるほど」と思い
ひとまず敷布団を外してみる
ことからはじめてみました。
長年の腰痛の経験から
柔らかい布団よりも硬い布団のほうが
腰にいいことはわかっていましたので
そこはすんなり受け入れられました。
ただ、布団を敷かないという選択は
頭にうかびませんでしたね~。
ちょうど7月だったこともあり
敷布団を外すことに抵抗はなく、
むしろ
そんな簡単なことで効果があればもうけもの!試さなきゃソンソン!!お金もかからないし~♬
くらいのノリで試してみました。
平床寝台:わたしの場合
本の中には下記のような
甲田医師の親切丁寧なアドバイスも
ありました
しかし、今までやわらかい布団や枕を使っていた人が急に行うのは至難の業です。ですから、敷布団を二枚使っていた人はまず一枚にへらし、慣れたら毛布やタオルケットの上に、というように徐々に薄くし、最終的に板で寝られるようにするといいでしょう。(p.147)
が、そんなのメンドクサイ(笑)
さっそく敷布団をしまい、でも
畳の上にそのまま寝るのは冷えそうなので
冬に使用していた保温アルミマットを敷き
その上に敷布団カバーだけ
敷いて寝ることに。
結果。
なんかとてもいい感じ。
そして、起きてびっくり!
すごく効果ありました。
「敷布団なし」の効果は?⇒トゥルース○ーパーを買わずにすみました。
じつはその当時わたしは
寝ていると枕が気になって
時には眠れなくなることも。
寝ていると、枕の高さが気になったり
硬さが気になったりして、そのたびに
夜中に起きて枕を調整していたのです。
すでに長年、市販の枕をいろいろ
試してきた結果、最終的には
いつでも高さを調節できるように
ガーゼケットを適度な高さにくるくる巻いたもの
を使用するようになっていました。
ところが敷布団を外したらなんと、その日から枕なしでも寝れたのでビックリ!
なにしろ少し前まで本気で
久しぶりにもう一度高価な機能まくら
を買って試そうかと
悩んでいたくらいでしたから。
枕もそうですし、あのトゥ○ースリーパー
のCMを見ながら本気でマットの購入を
考えようと思っていたところでした。
枕なしで寝れたことなんて
なかったんです。
まさに目からウロコ。
これ以降、家では敷布団は
まったく使っていません。
「敷布団なし」のリアルな感想。
最初はまだ腰痛があったので
敷布団なしで寝るとやや坐骨が当たる感覚
がありましたが、寝てしまえば
しっかり寝れるので気にならないし
わたしの場合は起きた時に少し
腰が重い感じがありますが
起きて動き出せばまったく快調なので
気にしないことにしました。
じっさい、それで
半年経つ頃には日々の腰痛が気にならなくなりました。
1年以上が経った今では、20代から悩んでいた慢性腰痛が本当に消えました!
掃除機をかける動作で
腰がのびなくならないし、
庭の草むしりで腰を痛めても
次の日には元通り!
これが腰痛持ちじゃない、
ふつうの人の感覚なんだ~
って感じです。
唯一冷え症のわたしが気になったのは
寒くなってくると床からしんしんと
冷えてくることです。
これは敷布団があっても同じですが。
なので寒い時期の冷え対策としては
- 畳の上にじゅうたんやラグを敷く
- 保温アルミマットを二枚敷き
という方法を取っています。
(新聞紙などを敷いてもOK)
食事療法の効果も関係あり?
敷布団なしで寝るだけで治った?
と言いたいところではありますが
やはりそれだけの効果ではなく、
並行して実践していた食事療法の効果
もあったと思います。
食事療法によって体についていた脂肪が
みるみる落ち、続いて筋肉が変化して
柔らかくなっていく過程で
腰の強張りも一緒に消えていく
ような感じがありました。
腰痛が食べ物と関係している
ということを実感した
体験だったと思います。
内臓への効果も?
こちら方面についての効果は
目に見えないこともありわかりづらいですが
半年経つ頃にはハッキリと
胃内停水(いないていすい)の症状
(水分をとると胃がチャポチャポする症状:
陰性体質の人に多い)がなくなりました。
なので腎臓(水のめぐり)の機能は
改善されたと思います。
もともと頻尿もありましたが、
「西式甲田療法」を実践すると
多量の水分を摂る習慣になりますので
ひどいときは1時間に2回とか
トイレに行くこともありました。
でも尿をだして体を早く良くすること
を最優先に考えていましたので
職場で何度もトイレに行こうと
あまり気にしませんでした。
何か言われたら、
「昔ガマンをしていたら膀胱炎になった
経験があるのですみません」
と言うつもりでしたが(本当の話です)
職場でそのことが問題になったりした
経験は今のところありません。
ちなみにほぼあきらめていた頻尿は
「西式甲田療法」開始から
2年を経過してようやく治まりはじめ、
3年近くが経とうとする今は
頻繁に行くことが多かった午前中でも
ふと気づくと1,2時間行かなくても
平気になってきました。
基本的には東洋医学では
午前中は排泄の時間
とされているので我慢は不要で
出したいときに出すことを
心がけているのでガマンはしてません
が、体に溜っていた悪いものが出るまで
そのくらいの期間が必要だった
のかもしれません。
そしてついに平床寝台を購入!板に寝る女へ!!
敷布団なしですでに腰痛も
ほぼ治っていたのにさらに
平床寝台を購入することにしたのは
何故なのか。
それは、次回の硬枕利用のところで
詳しく書きたいと思いますが
ざっとお話すると
わたしの腰痛は首のゆがみが原因
らしく、首が治らないと
腰痛が完璧には治らないらしい
んですね。
じっさい腰痛がほぼ治っても
なかなか首は治らず…。
そこで平床寝台を試してみたら
硬枕の効果が高くなり
首の治りも良くなるかも?
と思ったからです。
シナ材のものは以下からでも
購入できます。
最初は売ってることに
びっくりしましたが…。
わたしは、検討の結果
(今は閉院した甲田医院に併設)
さんのほうで販売していた
桐製の平床寝台を購入することに。
すでに購入している硬枕が桐の枕で
木の肌触りと香りがいいのと、
木のぬくもりも感じるので
冬でも意外と冷えないかも?
と思ったからです。
ちなみに
ではシナ材も桐製も取扱ってましたので
いろいろ聞いてみたところ
シナ材のほうが頑丈だそうで
桐製のほうが5年くらいすると
たわんできたりするそうです。
桐製は柔らかいので
マットやじゅうたんのような
柔らかいものの上に敷いて使用すると
割れやすいとのことでした。
桐製の平床寝台をためした結果は?
木の肌触りはやわらかで
ほのかな木の香りとぬくもりが
気持ちいい…!!
ですが、そのいっぽうで
マジ、硬かったです(T_T)
もう敷布団なしに慣れてるから、
なんて思ったら甘かったです。
寝がえりなんか打とうものなら、
硬っっ!!ってビックリします(^-^;
さすがに板の上にそのまま寝るのは
今の段階ではムリで
いろいろ検討した結果、
麻混綿の敷パッド・保温マットを
平床寝台の上にを敷くと問題なく眠れるので
以降はずっとこれで寝ています。
夏は、麻混綿の敷パッドと
間接的な桐の感触が相まって心地よく
熱がこもることもなくいい感じでした。
ちなみにこの
フンパツして購入した敷パッドは
無添加無着色のリネン混コットン!
中綿も脱脂綿100%ですべて
天然の国産品。化繊ゼロ。
そのせいか夏でもサラっと
心地よく、それまで使ってた
化繊のひんやりパッドなんかより
全然涼しくて快適でした。
天然繊維は違うんですね。
おどろきました。
夏はおかげでかなり快適で
寝室ではクーラーを使うことなく
猛暑を乗り越えることができました。
一方冬は、この
麻混綿の敷パッド⇒冬用の温かパッド
に変更しただけでとくに問題なく
冷えを感じるようなことも
ありませんでした。
ただ、平床寝台使っても
まだ首への効果は感じられて
いません。
そのせいか、現在でもたまに
腰痛がでることがあります。
うーん、整体とかに行っても
首だけは治らないなぁ…。
まとめ
平床寝台だとダニもつきにくく
裸で寝るとアトピーなども
キレイに治ると
「西式甲田療法」では言われています。
(わたしはアトピーではないですが)
平床寝台にシーツなど無しで
裸で眠れるようになることが
わたしの最終目標なのですが
いかんせんまだその境地までは
到達していません。
目指したいのは
特定の寝具などに依存しなくても
どこでもぐっすり眠れる体。
目指せ、野宿できるカラダ!です。
そのためにも今後も
精進したいと思っています。
以上、
平床寝台についてのご紹介でした。
腰に問題を抱えている人は勇気をもって
一度試してみてくださいね。
かなり効果ありますよ!
それから、めでたく
敷布団が不要な体になっても
愛する人との夜 のために
敷布団は捨てないで
取っておいてくださいね~(*^^*)